3級整備士の挑戦 DPFマフラー洗浄

カテゴリー:整備日誌

こんにちは🌞

もうすっかり春ですね!新事務所から見える工場横の桜はしっかり咲いています🌸

今回は先日初めて作業させていただきました!

ディーゼルエンジンのDPFマフラーの脱着、清掃です。

DPFは、酸化触媒を用いてNOxやHCを浄化し専用フィルターを用いてエンジンからPMを補集するシステムです。

フィルターにPMが蓄積すると再生(燃焼)を行うのですがECM(エンジン制御モジュール)は、PMの蓄積状態をDPF差圧センサーや走行距離から検出します。

PMの蓄積量が一定量や走行距離が一定の距離に達すると、自動再生を行います。が、走行により自動再生が完了しなかった場合メーター内にてドライバーに手動再生を要求します。

再生中はフィルター内の温度が上昇し、蓄積したPMが燃料されます。最適温度に調節するためにECMは排気温度センサーによる排気音の検出を行い、燃料噴射と排気スロットルバルブを制御することで温度を上昇させ、蓄積したPMを燃料させる。再生の完了後は、排気差圧を確認することによりフィルターの浄化状態が判断できる。

過度のPM蓄積量を検出した場合、燃料が制御出来なくなるため再生は行われず、チェックランプが点灯します。

しかしマフラーの中には再生では焼けないものがあります。それが煤です。

この煤が溜まり始めるとランプが点灯し自動再生では対処しきれず、手動再生・強制再生が必要になります。

しかし、自動再生・手動再生・強制再生をしてもすぐにまた点灯してまいます。マフラーは一度詰まり始めると再生ランプ点滅の周期が短くなっていくからです。

走行条件にもよりますが、10万~20万kmあたりで詰まりが酷くなりランプが頻繁に点灯・点滅し始めます。

エンジンオイルには「硫酸灰分」という物質があり、これが燃焼室に入り燃焼する事でアッシュになります。

このアッシュを取り除くにはマフラー交換か清掃しか,出来ません。

これの細長いのがアッシュです。(通称、アツシ君と我々は呼んでいます笑)

このフィルターの裏側からひたすら高圧洗浄機で中のアツシ君を出していきます。

もう出なくなるまで出し切ったら元通り組み付け強制燃焼します。

先ほど説明した通り燃焼温度や差圧などが正常だったのでリセット作業を行い作業完了です。

かなり端折ってしまったのですがほとんど文章で長く読み辛かったかもしれませんが最後まで読んで頂きありがとうございます😊

また来月をお楽しみに下さい🙇‍♂️

笠井 利昭

部門/役職

会長

コメント

技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。