鎮静剤の効能

カテゴリー:KBほっと通信

わけあって、ここ5年ぐらい毎年大腸の内視鏡検査を受けなければならず、
受けてます。たぶん今後もずっと。

正直、2リットルの水(下剤)を飲んだりするのが面倒で、
かなりうっとおしい行事ではあります。
が、しかし。私にとっては密かな楽しみが一緒にくっついてくるんです。

検査中に腸の中が緊張しないように、
検査の直前、軽くちょろっと鎮静剤を打たれるのですが・・・

これが最高に気持ちいい。(え?アブナイ?)

この鎮静剤に私はイチコロでして、
打たれた瞬間、身体がふわんと軽くなり、頭の中はぼあーとし、ほぼ脱力状態。

そのおかげもあって検査はあっという間に終わり、
あとは、看護師さんに介添えしてもらいながら
点滴用ベッドの部屋まで、引き続きふわんふわんぼあーとしながら千鳥足で戻るのです。

この時点ではもうすっかり、できあがってます。
湯上りの赤ちゃんか、ほろ酔いのオジサンか、というぐらいの上機嫌です。

点滴(30分ぐらい)が終わる頃、看護師さんがやってきて
「【し】さん、どうですかー?」と問いかけられても全く思考できず、
「う~~~~ん(にこにこ)」と返すと
「(ふふ)気持ちよさそうだからもう少し寝ててください」と。

結局いつも1時間以上たっぷり休ませてもらうのですが、
改めて考えてみると、
1年のうちで、このひとときが身体も精神もいちばんリラックスした状態かもしれません。

今度目覚めたら自宅のベッドだった、っていうのならもっと最高なんですけどねー。

そこは当然のごとく現実に戻され、キコキコ自転車こいで家路に向かいます。
お腹の中をリセットして、また来年。
よいお年を~!・・・という気分の、晩夏の夕暮れです。

  【し】
  

笠井 利昭

部門/役職

会長

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技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。