運動神経の有無

カテゴリー：KBほっと通信

2008年9月22日

先日、あるお食事会に招かれたときに私の姉の話が出て、
久しぶりに思い出しました。私が運動オンチだということを・・・。

私の姉は８つ違いで、運動神経抜群。
いわゆる運動会の花形。
中学・高校とバレー部に所属し、
中学時代は陸上部にも借り出され、
高校進学の際には県内のバレー強豪校からスカウトも来てたり・・・。
（結局地元の県立校に進学しましたが・・・）

私も一度、他校とのバレーの試合を見たことがありますが、
子供ながらに、コートの中の12人中、姉がいちばん光ってると思いました。
あ、そうそう、高校時代は校内マラソン大会で優勝してたな。

姉はそんなスーパーエクセレントスポーツ少女でした。

やがて私は中学を卒業し、姉と同じ高校に進学しました。
姉が高３のときに私は小４。姉が卒業して５年後に私が高校入学。
今さら姉と私が結びつく先生もいないだろうと思っていたのに・・・、

第１回目の体育の授業。
体育の先生（男）が、「お前、ねえちゃんおるか」と私に。
聞けば姉を教えた先生でした。
やだな～～、これだからめずらしい苗字は。
もっと平凡な苗字ならよかったのに、もうわかったの？

私が妹だと知ったときの先生の「興味津々、お手並み拝見」みたいな表情に
いや～～な予感はありましたよ。

そして案の定、授業が終わったとき（また運悪くバレーボールの授業ときた）
先生つかつかと私に歩み寄り、
「お前ほんとにあいつの妹か！？」
「姉ちゃんと比べたら月とスッポンじゃのう」
「あいつは俺が教えた中でいちばん上手かった！！」
と立て続けに。

はーーーー。ごめんなさいねぇ、がっかりさせて。
私がせめて“中”程度の運動神経でも持ち合わせてたらよかったよね～。
落差が激しい分、先生が受けたショックは大きいよね～。

先生、すごく残念そうに
「ちょっと姉ちゃんの爪の垢でも煎じて飲めや！」
と、捨てゼリフ吐いて去っていかれました。

・・・あのね先生、

私だって、この世に生まれ出る準備期間中、
母のお腹の中に「運動神経」が残ってないか、一生懸命探してみたんですけどね、
姉が全部かっさらっていったもんでね、
糸くずみたいなのしか残ってなかったんですよ（笑）

そんな姉、今では極々控えめに、我が社の“社長の奥さん”やってます。

　　【し】

社長＝笠井会長