絶望との闘い

カテゴリー:KBほっと通信

先日、転覆した漁船の中から生存者が見つかったニュース、
大きく取り上げられていましたね。

もし自分がこんな暗くて狭い空間に閉じ込められたとしたら、と想像するだけで
息苦しくなってしまいますし、
助かった皆さんの体力、精神力、生命力にはただただ感服するばかりです。

狭い空間に閉じ込められたということで、すぐに思い出すのは
新潟県中越地震(2004年)の時に、
車ごと土砂に埋まって、一人だけ助かった男の子のことです。

その子が助かった理由として、当時ある解説者が、
「幼児は絶望しないから助かった」
と言っているのが強く印象に残り、今でも覚えています。

幼児は絶望しない・・・
そして物心がつき成長していくことによって「絶望」を覚える・・・

確かに、大人だったら
あと数時間先にはどうなって、あと1日たてばどうなって・・・
と次々予測せずにはいられず、そしてまた、
そのことによって「ああもうだめだ」と絶望してしまうでしょうね。

だからこそ今回のようなニュースを見るにつけ、
振り払っても振り払っても襲ってくる絶望との闘いは
いかばかりだったかと、想像を絶する思いです。

  【し】

笠井 利昭

部門/役職

会長

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技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。