カテゴリー:KBほっと通信
「わし、五十肩になってしもうた・・・。」
五十歳を過ぎた頃、やってくる人にはやってくる五十肩。
おなじみ“家庭の医学”を愛読しておられるあの方にも
やって来たようで、
「え?」
と聞き返すと、そこから例の本(知識の泉)から得た数々の
説を、オリジナリティ溢れる解釈&解説で
私をため息の向こう側へと道連れにしたのです。
「五十肩は治るのに2年はかかるんや」
と、痛々しい肩を寂しそうにさする姿。
(病院で診てもらえばいいのに・・・)
その日から、腕をしきりにまわし、苦い顔をする姿、
手をグーパーし、手を眺め、切ない顔をする姿、
はぁ~、、、とため息をもらし、なんとも言えぬ
痛々しい姿が目につくこと。
そしてある朝には、工場のシャッターをあけるとともに、
(ついでに)背伸びをしてストレッチ。
なんてこともして。
(ついでにえい!みたいな感じがなんだか可愛い後姿でした。)
日々の経過を見守っていたそんなある日、
「治った♪」
と、安堵の顔を浮かべながら皆に報告する姿をみて、
陰ながら私もホッとしましたが、
“家庭の医学”による診断、“治るにはおよそ2年”
という説についてはなかったかのような、
あの家庭の医学への変わらぬ厚い信頼は、
どうしてだろうと疑問に思いました。
しかし今回の様に、2年とかかれて数週間で治ってしまった場合、
人というものは、やはり病気になってしまっても
予想より早く完治してしまえば
“ ラッキ~♪”という気持ちになり、悪い気はしないはず。
それが逆だったら・・・。
「どないなっとるんや、この本は!」
などと、怒りをぶつけられるかっこうの的になるのでしょう。
さてはそのような事態に備え、
筆者も少々オーバーにかかれているのでしょうか。
(あくまで私の推測ですが。)
【幸】
会長
技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。