ハイエースのエンジンが・・・

カテゴリー:整備日誌

車両:トヨタ ハイエース     年式:H24年3月

型式:CBF-TRH200V       走行距離:55502km

担当:鎌田

 

「朝一のエンジンのかかり具合が悪く、かかってしまえば不調を感じない

気になるので1度みてほしい」との事で入庫いただきました。

ダイアグノーシスコードを確認すると、P1604 始動不良が入力されていました。

車両引き上げ時にエンジンを始動させているので、その日は症状を確認することが

出来ませんでした。

始動前に始動時に必要な情報をデータモニターしながらクランキングすると、

燃圧問題なし。 始動時に必要な部位のデータも問題なし。

(補足) 基準値 燃圧2.7~3.5㎏/㎤

      エンジン停止5分後後   1.5㎏/㎤以上

 

しかしお客様の訴え通り始動性が悪い。かかってしまえば、何の不具合も感じない。

インジェクターの後ダレの可能性があるため、一晩寝かして

サージタンク内のHCを測定してみました。

なんとOVERしていました。

(補足) 基準値エンジン停止後 サージタンク内をエアーで掃気

    エンジン停止後から15分間のサージタンク内のHC濃度を測定  HC4000ppm以下

 

  

新品のインジェクターに交換後 お客様のご都合で納車となりました。

後日フォロー連絡をいれると、直っているとの旨を頂きました。

 

笠井 利昭

部門/役職

会長

コメント

技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。