エンジン載せ替え後のパワー不足

カテゴリー:整備日誌

中古のエンジン及びオートマチックトランスミッション載せ替えのご依頼

担当メカニック 谷口省吾 長野清志

中古のエンジンとATを載せ替え後、試運転にて始動させると異音がするので確認するとウォーターポンプから異音がしていました。

元のエンジンからウォーターポンプを取り外し再度組み付けてもエンジンの状態はあまりよくないと推測出来る。

作業者による試運転とオイル漏れ等がないかの確認の為別の者がそれぞれ試運転を行った。作業者達からはエンジンの調子が今ひとつ上がらず、長距離試運転を行った者からは坂道が登らずパワーが無いとの報告。

再試運転を行う為車両を動かすとすぐにATに問題があると感じる。

テスターで自己診断をかけるとAT No.1ソレノイド、No.2ソレノイド異常と出ました。

載せ替えたATのそれぞれのソレノイドの抵抗を測ると問題ない。配線図でソレノイドの配線の行き先を確認するとエンジンコンピュータに入っていました。

ECUの配線を確認してみるとあるべきはずの配線が無かったのです!

載せ替えたエンジンはワイヤーハーネス付きでマニュアル車使用元のエンジンはAT車。

その為ATからの配線が配線が足りていない為2連固定となり発進時や坂道ではパワーが出ない状態に!

配線を引き直し試運転を行い問題が無いことを確認して無事に納車出来ました🙆‍♂️

笠井 利昭

部門/役職

会長

コメント

技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。