「×」の読み方

カテゴリー:KBほっと通信

×・・・この名称が「バツ」である
ということは承知の上だが、

「×」を「ぺけ」と堂々と読んでまかり通る地方に
ずっと暮らしてきた私。

しかし18歳の夏、
北海道出身の友人がのたもうた。

「みんなが授業中、普通に『ぺけ』と言うのにビックリした」と。

ぺけと言うには言うけれど、ふざけた場面でしか使わないのだと。

 

なるほど。

そういえば授業中、先生も生徒も神妙な顔して
「1番まる、2番ぺけ・・・」と答え合わせをしていたよ。

 

そして月日は流れ、今度は私がビックリする番。

 

ふざけた場面ではなく。

とある役所に出向いた時。

その窓口で対応してくれた大人の女性が
お堅い書類の説明の際に、

「ここはぺけぽんしておいてください。」と!

それを聞いた時の衝撃。

“え!?何をしろと!?”

・・・まあすぐに「ぺけぽん」=「バツ」と
分かったけれど・・・

その女性の「ぺけぽん」が、
私の頭の中に何度もエコーして。
「ぺけぽん・・・ぺけぽん・・・ぽん・・ぽん」

なんておっぺけぺーな響きなんだろう・・・
(自分の「ぺけ読み」は棚に上げて)

 

その後も幾度となく繰り出される「ぺけぽん」に、

 

“ああ、ぺけぽんと言ってみたい。

『ここはぺけぽんしておいていいんですね』
と返してみたい。”

という衝動を抑えつつ、
説明を聞いてるふりして上の空。

それが私の「ぺけぽん」初体験。

 

それ以来、ごくまれな、
ホントにごくごくまれなぺけぽん派に遭遇すると

「きたぁーー!!」と密かに胸躍らせてしまう。

 

あなたは正統バツ派ですか、ぺけ派ですか、
それともぺけぽん派ですか。

  【し】

笠井 利昭

部門/役職

会長

コメント

技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。