カテゴリー:整備日誌
白い煙が凄いとのことでの入庫です。
点検の結果タービンがおかしいので交換します。
と、ここまでは、あるあるの話。
交換しようとマフラーを外しただけで、オイルまみれになりました。
いざタービンを取り外すと
いてない。ないぞ。
先に外したフロントパイプの中を覗くと、
いました。いました。
インペラが折れてしまっていました。
こんな事例 整備士人生初です。
そりゃあ白煙モクモクのはずです。
リビルトタービンに交換します。
ここから、厄介なのがDPFマフラーに詰まってしまった
オイルを取り切れるのかです。
かなり固形化してます。
また厄介なのが、DPFフィルターが分解できない構造に
なっていましたので、取り切れる自信がありません。
通常交換をお勧めしますが、部品価格が高価ですので、
「なんとかならないか?」とのことで洗浄を試みてみます。
結構取り除きましたが、DPFのフィルター内部はあなどれません。
排気系を組みこみ、オイルを焼きながら試運転。
白煙は出なくなりましたが、DPFの手動再生の要求のサイクルが
早い。
DPFの交換を、やはりお勧めしましたが、その度に手動再生を行い、
あまりにも耐えきれない場合は交換をするとのことで、
納車の運びになりました。
会長
技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。