カテゴリー:整備日誌
こんにちは😃
いつもこのブログを読んで頂きありがとうございます!
さて今回は先月UPさせて頂きました30系プリウスのインテークマニホールドとEGRバルブの交換作業の続編ということで今回の不調の原因をもう少し詳しく解説していきたいと思います!
それぞれのパーツがどの様な役割を持ちどーいう仕組みなのかは前回説明させて頂いてるので割愛します😏
まだ読んでない方は是非読んでみて下さい!
では、まずどの様な経緯で入庫されたのか…
初めはお客様からエンジン不調を訴えられて入庫して頂きました!
実際に症状を確認する為エンジンをかけてみると明らかにアイドリングが不安定(失火してるな)と感じ診断機に繋ぎ故障コードを見てみると1番シリンダーの失火と出ました!やっぱり😵
失火しているとまず初めに僕はスパークプラグとイグニッションコイルを疑うのですが交換時期もまだ来ていませんしプラグの電極もさほど綺麗な状態でしたので原因はここではないと思い長野検査員の指示のもとでインテークマニホールドを外すと排気ガスの通り道に明らかにダストが溜まっていました。
↑真ん中の小さな穴にダストが溜まっているのが分かります
では、これは何のか? 何故溜まるのか?解消する方法は?と気になります。
まずこのダストはEGRバルブの未燃焼ガスが塊になったものです。
溜まる理由としては、、これは僕も驚いたのですが形状不良であり30系の前期のモデルはこの事例が多くあるそうです!🫢(後期モデルでは改善されたみたいです)
今の所こーいった症状を十分に改善するケミカル用品などはありません。ここまで詰まってしまうと交換をオススメ致します🙇♂️
では何故ここにダストが溜まると失火するのか?
車には理論空燃比14.7対 1と言われていて燃料 1に対して空気が14.7必要ですという意味でコンピュータはこの状態に合わせる様に作動していきます。
ですが、ここが一部分だけ詰まってしまうと詰まっていない所にEGRによって再循環した排気ガスを送り込まれてしまうのです。
今回詰まっていたのは3番と4番= 1番と2番に大量に空気が送り込まれている=理想の空燃比にならずに失火してしまう。
というのが今回のエンジン不調の原因でした!!
車の基本は「良い圧縮」「良い混合」「良い火花」です。
この内のどれか一つでも欠けてしまうと車本来のパフォーマンスは出せません😁
似たような症状がありもしお車に気掛かりがあるお客様がいらっしゃいましたら是非整備技研にご連絡下さい🙇♂️
会長
技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。