三級整備士のブログ⑭ よくあるオイルの滲み

カテゴリー:整備日誌

日々当社では多数の車検整備、法定点検などのご入庫を頂いております。

そこでよくあるのがエンジンオイルなど(漏れてるとまでは言えない)の滲みです!

特に年式の古いお車や、多走行距離、あまりエンジンオイルを交換されないお車などでよく見かけます。

エンジンは熱や摩擦といった過酷な環境に晒されるため、エンジンオイルによって保護する必要があります。エンジンオイルには「潤滑作用」「密封作用」「冷却作用」「清浄分散作用」「防錆作用」があり、いずれもエンジンを守るために欠かすことのできない作用です。エンジンオイルは熱や酸化、スラッジと呼ばれる不純物などによって劣化するため、定期的な交換が必要となりますが、オイルエレメントの持つろ過機能で不純物を吸着し、エンジンオイルの効果を維持したりとオイルエレメントも重要な役割を持っています。

オイルエレメントは基本的にはオイル交換の2回に1回のペースで交換します。

ただ、オイルもエレメントも定期的に交換しているのにも関わらずエレメント周辺からオイルが滲んでいたりすることも少なくないです!

オイルエレメントのブラケットにはゴム部品のOリングがいてそこのOリングも年数劣化してきます。

↑見にくいですが周りの黒いのがOリングでここが劣化してエンジンオイルが滲んできます。

Oリングを新品に交換しブラケットもしっかり清掃してラバーグリスも薄く塗布し取り付ければ作業完了です!

やはり車の部品の中でもこーして年数や走行距離で劣化してくる部品というのはかなり多いです!

お客様が大切にされてるいるお車であるからこそ当社では車検整備、法定点検の際は色んなご提案をさせて頂いております。

「お客様に満足を提供する」為に整備技研一同精進してまいりますのでこれからも宜しくお願い致します😊

笠井 利昭

部門/役職

会長

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技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。