セルシオ エンジン不調

カテゴリー:整備日誌

  1. 年式;平成7年12月        型式;E-UCF21

原動機型式;1UZ         走行距離;170878㎞

担当;鎌田

エンジン不調で入庫されました。点検するとすごくガソリン臭く何気筒か失火している感じでした。

パワーバランスを行うと3番シリンダーと5番シリンダーが失火していました。

圧縮と火花の状態をみるも異常なしあとは混合気となる。

年式・走行距離からしてインジェクターが怪しくなってきます。作動音を聞くと作動している。

ますますインジェクターが怪しくなったので、インジェクターを入れ替えてみるが変化なし。

なぜだろうと思い信号の波形を測定すると

上の波形が異常シリンダー 下の波形が正常なシリンダーです。

異常なシリンダーは1サイクルで4回噴射しています。これでは燃料は濃い状態になりすぎて失火して

しまいます。

指示がおかしいということでECUが考えられます。

ECUを分解してみると

わかりずらいですが、コンデンサが液漏れをおこし他の信号がインジェクターの信号に

のってしまっていました。

ECUを交換し波形が正常になったのを確認し無事に納車することになりました。

 

 

 

 

笠井 利昭

部門/役職

会長

コメント

技術の最先端を求めて!社名を考えました。お客様や同業者からも称賛される会社を夢見ています、現在まだまだですけれど・・・。