多走行車 エンジンチェックランプ点灯

カテゴリー:整備日誌

交換したOCV 油圧回路を切り替える構造になっている。

年式 平成27年4月

車種 ダイハツハイゼット

型式 EBD-S321V

原動機型式 KF

走行距離 272236km

 

走行中にエンジンチェックランプが点灯し、弊社に点検修理の依頼がはいった。

通常走行に異常はないが、スキャンツールにてエラーコードを確認するとVVT(可変バルブタイミング制御系統)の不良を検出した。

VVTに関しては、オイルコントロールバルブの作動不良によるもので該当部品の交換のみで修理は完了の見込みであるが走行距離から判断してVVTアクチュエータの寿命も長くないことからお客様に交換をお勧めしたが予算と車齢の理由でオイルコントロールバルブのみの交換となった。

また、当該車両のエンジンはタイミングチェーン駆動のKFエンジンであり、多走行が故にチェーンが伸びている可能性があり、今後エラーコード(バルブチェーンタイミングフェイル)の出力が予想されるが交換修理の際、追加部品が多数発生することから今回予防修理は見送りとなった。

なお、以前某輸入車でタイミングチェーンの伸びを放置したことによりバルブがピストンと干渉しエンジン積み替えとなった経緯もありお客様には最悪の事態を想定説明、またオイル交換の早期実施をお勧めした上で納車とした。

笠井 利昭

部門/役職

会長

コメント

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